平成29年度 短歌・俳句・川柳 ごちゃまぜ講座入賞作品 発表!!!

平成29年度 短歌・俳句・川柳 ごちゃまぜ講座入賞作品
《 短 歌 》
■ 最優秀賞
水槽の古城 くぐれぬ己が身に 気付かぬ金魚 動けずにいる 福井 陽子
■ 優秀賞
寺すぢを歩み来たりし 金魚売り 大き甍の影に沈みぬ 北尾 勲
嫁した娘が夜店で買いし 金魚飼う十年を経て 娘と孫と見る 竹信 照彦
■ 金魚賞
手のふれて ふと目が合いて 会釈して 金魚すくいに恋が生れる 穐山 萩江
月蒼き 日の昴ぶれる 出目金魚 波動今だに収まりきらず 岡 みずき
夜祭りの 金魚育てて 十センチ 急な転勤 何処へ行きしか 道祖尾 緑
《 俳 句 》
■ 最優秀賞
金魚売り 白壁土蔵に 声響く 中井 孝子
■ 優秀賞
袂寄せ 金魚掬いの 姉妹 清水 節子
キンギョーと 売って歩いた 昭和の詩 竹信 照彦
■ 金魚賞
藻ばかりとなりし 金魚の 水を替ふ 野田 哲夫
親子連れ 金魚掬ひの 露店かな 宮田 風露
餌をねだり 金魚色めく 吾の帰宅 吉田 やす子
《 川 柳 》
■ 最優秀賞
爆弾になれず 金魚のままでいる 門脇 かずお
■ 優秀賞
大海も知らず 汚れの無い金魚 伊藤 龍枝
出目金に 負けじと泳ぐ 太鼓腹 西田 滋
■ 金魚賞
今日もまた 金魚のふんよ ダイヤ婚 竹信 尚子
浮沈かけ 金魚しっかり 意見言う 谷口 次男
我が道を 進む金魚の イヤリング 前田 三津子
ごちゃまぜ講座 報告!!
去る七月十七日(海の日)倉吉交流プラザに於いて、芸術たのしみ広場の「ごちゃまぜ講座」が開催されました。短歌・俳句・川柳を一度に楽しんで頂こうという試みで、第七回目となります。
まずは各会代表により、物の考え方、見方、実作の手ほどき等の説明があり、続いて、実作に入りました。今年の題は「金魚」で皆さん事前に作って来られたようで、直ぐに提出される方が多かったようです。応募締め切り後の選考時間中は、シンガーソングライター戸田賢二さんによるミニライブが開かれ、参加者は真剣に聴き入っていました。
そしていよいよ選考結果発表となり、選者が解説を加えながらスクリーンに作品が映し出されました。各部門金魚賞三作品、優秀賞二作品、最優秀賞一作品が発表されるたびに小さな歓声が上がって、盛り上がりを見せていました。
入選二十四作品と合わせて、全てに賞状と楯が贈られました。参加者は例年より少し減ったようですが、リラックスした中にも真剣さがあり楽しい時間になりました。

平成29年度 短歌・俳句・川柳 ごちゃまぜ講座入賞作品
《 短 歌 》
■ 最優秀賞
水槽の古城 くぐれぬ乙が身に 気付かぬ金魚 動けずにいる 福井 陽子
■ 優秀賞
寺すぢを歩み来たりし 金魚売り 大き甍の影に沈みぬ 北尾 勲
嫁した娘が夜店で買いし 金魚飼う十年を経て 娘と孫と見る 竹信 照彦
■ 金魚賞
手のふれて ふと目が合いて 会釈して 金魚すくいに恋が生れる 穐山 萩江
月蒼き 日の昴ぶれる 出目金魚 波動今だに収まりきらず 岡 みずき
夜祭りの 金魚育てて 十センチ 急な転勤 何処へ行きしか 道祖尾 緑
《 俳 句 》
■ 最優秀賞
金魚売り 白壁土蔵に 声響く 中井 孝子
■ 優秀賞
袂寄せ 金魚掬いの 姉妹 清水 節子
キンギョーと 売って歩いた 昭和の詩 竹信 照彦
■ 金魚賞
藻ばかりとなりし 金魚の 水を替ふ 野田 哲夫
親子連れ 金魚掬ひの 露店かな 宮田 風露
餌をねだり 金魚色めく 吾の帰宅 吉田 やす子
《 川 柳 》
■ 最優秀賞
爆弾になれず 金魚のままでいる 門脇 かずお
■ 優秀賞
大海も知らず 汚れの無い金魚 伊藤 龍枝
出目金に 負けじと泳ぐ 太鼓腹 西田 滋
■ 金魚賞
今日もまた 金魚のふんよ ダイヤ婚 竹信 尚子
浮沈かけ 金魚しっかり 意見言う 谷口 次男
我が道を 進む金魚の イヤリング 前田 三津子
まずは各会代表により、物の考え方、見方、実作の手ほどき等の説明があり、続いて、実作に入りました。今年の題は「金魚」で皆さん事前に作って来られたようで、直ぐに提出される方が多かったようです。応募締め切り後の選考時間中は、シンガーソングライター戸田賢二さんによるミニライブが開かれ、参加者は真剣に聴き入っていました。
そしていよいよ選考結果発表となり、選者が解説を加えながらスクリーンに作品が映し出されました。各部門金魚賞三作品、優秀賞二作品、最優秀賞一作品が発表されるたびに小さな歓声が上がって、盛り上がりを見せていました。
入選二十四作品と合わせて、全てに賞状と楯が贈られました。参加者は例年より少し減ったようですが、リラックスした中にも真剣さがあり楽しい時間になりました。

平成29年度 短歌・俳句・川柳 ごちゃまぜ講座入賞作品
《 短 歌 》
■ 最優秀賞
水槽の古城 くぐれぬ乙が身に 気付かぬ金魚 動けずにいる 福井 陽子
■ 優秀賞
寺すぢを歩み来たりし 金魚売り 大き甍の影に沈みぬ 北尾 勲
嫁した娘が夜店で買いし 金魚飼う十年を経て 娘と孫と見る 竹信 照彦
■ 金魚賞
手のふれて ふと目が合いて 会釈して 金魚すくいに恋が生れる 穐山 萩江
月蒼き 日の昴ぶれる 出目金魚 波動今だに収まりきらず 岡 みずき
夜祭りの 金魚育てて 十センチ 急な転勤 何処へ行きしか 道祖尾 緑
《 俳 句 》
■ 最優秀賞
金魚売り 白壁土蔵に 声響く 中井 孝子
■ 優秀賞
袂寄せ 金魚掬いの 姉妹 清水 節子
キンギョーと 売って歩いた 昭和の詩 竹信 照彦
■ 金魚賞
藻ばかりとなりし 金魚の 水を替ふ 野田 哲夫
親子連れ 金魚掬ひの 露店かな 宮田 風露
餌をねだり 金魚色めく 吾の帰宅 吉田 やす子
《 川 柳 》
■ 最優秀賞
爆弾になれず 金魚のままでいる 門脇 かずお
■ 優秀賞
大海も知らず 汚れの無い金魚 伊藤 龍枝
出目金に 負けじと泳ぐ 太鼓腹 西田 滋
■ 金魚賞
今日もまた 金魚のふんよ ダイヤ婚 竹信 尚子
浮沈かけ 金魚しっかり 意見言う 谷口 次男
我が道を 進む金魚の イヤリング 前田 三津子