第46回鳥取県民短歌大会 (報告)
第46回鳥取県民短歌大会を11月12日(日)に倉吉交流プラザで開催いたしました。
参加者は約100名。午前中は3分科会にわかれて応募短歌の合評会を行いました。
午後は歌人大島史洋さんの「歌の交差するとき」という演題の講演をお聞きし、その
後表彰式と作品講評を行いました。
結社を超えての合評会は和気藹々と進みましたが、戦争の短歌が今年は少ない等
の意見もありました。インパール作戦や山下清の牛の戸焼きの壺の話のあった分科
会もありました。大島さんは、近藤芳美の自伝小説『青春の碑』をベースにしつつ、
近藤芳美とその妻年子との有り様、土屋文明との関わり等について気持ちのこもった
講演をされました。
小中高校生の部の鳥取県知事賞は、
「まえば二本ぬけたわたしに母さんがまい日言うよかわいいかわいい」
(中ノ郷小学校2年 西村結芽さん)、
一般の部の鳥取県知事賞は
「ふる里と何時かこの子も言うだろう 並んで飛ばす畦のたんぽぽ」
(鳥取市 平尾潤子さん)でした。
審査員の西尾憲治さんが小中高校生の部、同じく審査員の北尾勲さんが一般の部の
講評をされ、聴衆の皆さんの今後の短歌づくりの参考になったのではないかと思います。
ご協力、ご出席くださいました皆様ありがとうございました。 事務局 井上

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