指揮棒が動く。弦楽器の不安な響きが続く。そして合唱の清らかなハーモニーを迎える・・・。
「大地讃頌」で始まった30周年記念の第九公演である。メインの交響曲第9番では、指揮者、ソリスト、
オーケストラ、合唱を合わせた190名によってベートーベンの壮大な交響曲が実現していく。
今回の特長は、鳥取県出身のプロ奏者10名の参加である。20~30代の若手のプロ奏者が各パートを
リードしてエネルギッシュな演奏でホール内をいっぱいにしていく。「次世代育成」そのものである。出演者
の演奏後の満ち足りた表情、客席からの大きな拍手はこの公演が成功した証しである。
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