平成27年度鳥取県三流合同能楽祭 【報告】

今年度の三流合同能楽祭は、去る11月29日(土)に倉吉未来中心小ホールで開催した。
能楽五流のうち本県には宝生流・観世流・喜多流と、三流の愛好家が多くいて、
21年前より合同で鳥取市・米子市・倉吉市の3会場を持ち回りとして愛好者発表会を行っている。
3年前より“身内”発表を縮小し、一般県民を対象として能に“触れてもらう”様々な取り組みを行うようになった。
その1つは、名の知れている能の一曲を四場面に分けて謡曲や仕舞・舞囃子で紹介する「リレー能」の上演。
もう一つは、①能・狂についてのあらまし説明の他、②「謡」を謡ってみよう、③仕舞を舞ってみよう、④囃子を打ってみよう(小鼓、大鼓、太鼓)、⑤能面を付けてみよう、の4分野で鑑賞者に実体験をしてもらうおうというワークショップを行った。
ホワイエには、解説パネルや能装束・能面・小道具などを展示して身近に感じてもらうよう工夫した。
鳥取県能楽連合会事務局 角田正昭
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