芸術たのしみ広場 シンポジウム「写真表現の楽しみ」開催報告

県文連事業 芸術たのしみ広場
シンポジウム「写真表現の楽しみ」開催報告
韓国江原道春川市在住の写真作家鄭(ズン)時権(シ・クォン)氏を招いてのシンポジウムを、去る10月20日に開催しました。シンポジウムに先立ち鳥取オペラ協会によるミニコンサート(鶴崎千晴メゾソプラノ)をズン・シ・クォン写真展展示会場にて開催しました。会場いっぱいの聴衆に、豊かな声量による歌声で満たし、シンポジウムの幕開けに誘いました。シンポジウムは、倉文協所属の写真作家「福島多暉夫氏」、「小矢野貢氏」、「林原滋氏」をパネリストとし、県内写真作家を交えた聴衆と、「写真表現の楽しみ」をテーマに意見交換会行いました。基調提案には、現代美術作家の計羽孝之が、温故知新になぞらえて写真の黎明期から現代の最先端写真界までの足跡を、写真家たちは一体何を撮ってきたのかを考察し、現代に至る過程を示しました。その後、パネラーによって、写真の持つ機能を生かした作品作りの問題、写真でしか出来ない表現法、最後に写真家のみが写真を楽しむのではなく、今の時代は全ての人が、様々な方法で写真を楽しみ、なおかつ写真を芸術として体現できるものだとの結論で終了しました。
倉吉文化団体協議会 事務局長代行 恩田陽子
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