観世流・喜多流・宝生流合同能楽祭 [ 報告 ]

観世流・喜多流・宝生流合同能楽祭
令和元年12月1日(日)鳥取市文化ホールにて、会員50名が連吟(れんぎん)「松虫」など6曲、仕舞(しまい)
「大江山」など6曲、独調(どくちょう)「小鍛冶」、舞囃子(まいばやし)「鞍馬天狗」、リレー能「羽衣」、ワークショップ
「謡(うたい)、仕舞、鼓(つづみ)、能面」を熱演した。
発表会で終わらないよう、工夫をしてリレー能とかワークショップを数年前から取り入れてい
るが、今回は観客が少なかった。
昨年の倉吉未来中心小ホールでは、友情出演の民謡踊りや他のイベントのお客さんが流れて来
て賑わったが、コラボレーションや会場環境は大切である。
演目の中身を検証すれば、連吟、仕舞は会員から見れば初心者、ベテランのそれぞれの見どこ
ろはあるものの、部外者のお客さんには身内の発表会としか映らない。
肩の力を抜いた「讃(さん)謡会(ようかい)」では、三流が連吟、仕舞を同一曲で演じ、相違する部分を楽しんで
るが、能楽祭にも取り入れ、客席の感想と舞台上の解説の交流をしてみようかと思っている。
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