【報告】第28回観世・宝生・喜多 三流合同能楽祭
日時 令和3年11月7日(日)
12:30~16:00
場所 とりぎん文化会館小ホール
主催 鳥取県能楽連合会
令和3年11月7日、晩秋にあっては珍しい快晴に恵まれ、第28回3流合同能楽祭は始まった。
宝生流、喜多流、観世流。この3流が同じ演目を演じる、私の師匠によると全国的にも珍しい試みで、非常に斬新であるとのことである。
各流の演目を各々別々に鑑賞しても、そう違いは判らないが、同じ舞台で特に同じ演目を比べてみると一目瞭然なのである。共通演目で各流が同じ出し物を演じる、それこそ謡を聴くのが初めての人でもその違いが分かる。「どれどれ、ヨソ(他流)はどうだいな?」と、演じる連中も舞台裏で聞き耳を立てるのだ。
今回は「船弁慶」を各流が演じた。碇を体に巻き付けて壇ノ浦で海の藻屑と消えた、平 知盛の幽霊が主役のあれだ。謡だけでなく、舞や囃子(太鼓、鼓等)が入るので、全体を合わせるのは意外と難しいのだ。
当日は思ったより多くの観客の方に観ていただき、また、その多くの方々から好意的なアンケ-ト回答をいただく等、主催者側としてはうれしい限りでしたが、一方では観る方も演る方も高齢化が進む等、課題は色々とあるのが現状です。
今年の秋には薪能を開催する予定です、若い方も是非参加してもらいたいと思います。
(鳥取県能楽連合会 事務局長 伊藤教史)



12:30~16:00
場所 とりぎん文化会館小ホール
主催 鳥取県能楽連合会
令和3年11月7日、晩秋にあっては珍しい快晴に恵まれ、第28回3流合同能楽祭は始まった。
宝生流、喜多流、観世流。この3流が同じ演目を演じる、私の師匠によると全国的にも珍しい試みで、非常に斬新であるとのことである。
各流の演目を各々別々に鑑賞しても、そう違いは判らないが、同じ舞台で特に同じ演目を比べてみると一目瞭然なのである。共通演目で各流が同じ出し物を演じる、それこそ謡を聴くのが初めての人でもその違いが分かる。「どれどれ、ヨソ(他流)はどうだいな?」と、演じる連中も舞台裏で聞き耳を立てるのだ。
今回は「船弁慶」を各流が演じた。碇を体に巻き付けて壇ノ浦で海の藻屑と消えた、平 知盛の幽霊が主役のあれだ。謡だけでなく、舞や囃子(太鼓、鼓等)が入るので、全体を合わせるのは意外と難しいのだ。
当日は思ったより多くの観客の方に観ていただき、また、その多くの方々から好意的なアンケ-ト回答をいただく等、主催者側としてはうれしい限りでしたが、一方では観る方も演る方も高齢化が進む等、課題は色々とあるのが現状です。
今年の秋には薪能を開催する予定です、若い方も是非参加してもらいたいと思います。
(鳥取県能楽連合会 事務局長 伊藤教史)



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